【台風】2026年9月 台風25号による大雨・暴風〈24時間降水量686.5mm〉

2026年9月、台風25号の影響により、関東・伊豆諸島などで記録的な大雨となりました。

東京都大島町では、9月21日17時20分までの24時間降水量が686.5mmとなり、9月として観測史上1位を更新しました。

千葉県や神奈川県などでも大雨による浸水や土砂災害、道路被害などが発生しており、住宅への被害も確認されています。

この記事では、2026年9月の台風25号による被害状況を整理するとともに、住宅が浸水した場合や、土砂災害・強風によって建物が被害を受けた場合に、保険の面で確認しておきたいポイントをまとめます。

※本記事の被害状況は2026年9月24日時点で公表されている情報をもとに整理しています。被害状況や支援制度などは今後更新される可能性があります。

この記事でわかること
  • 台風25号による大雨の規模
  • 人的被害・住宅被害の状況
  • 千葉県・神奈川県などで発生した土砂災害
  • 道路や河川などの被害状況
  • 災害救助法などの支援状況
  • 台風による浸水・強風被害と火災保険の関係
  • 被害を受けた住宅で、修理前に確認しておきたいこと

2026年に発生したその他の地震・台風・豪雨については、「2026年 主な自然災害まとめ」で時系列に整理しています。


台風25号は、どのような台風だった?

  • 発生期間:2026年9月20日~21日を中心とする大雨・暴風
  • 24時間降水量:686.5mm(東京都大島・9月の観測史上1位)
  • 主な気象状況:台風25号と前線の影響で、関東・伊豆諸島などで記録的な大雨。複数地点で24時間降水量の観測史上1位を更新
  • 主な被災地域:千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・宮崎県など。特に千葉県では土砂災害や浸水などによる大きな被害が発生
  • 主な被害:土砂災害、河川の増水・氾濫、堤防決壊、道路冠水、浸水、倒木、道路・交通への被害など
  • 人的被害:死者12人、行方不明者3人、 負傷者28人
  • 住宅被害:全壊33棟、半壊29棟、床上浸水469棟、床下浸水255棟、一部損壊42棟
  • 避難・警戒:東京都大島町で土砂災害に関する警戒レベル5が発表され、その後レベル4へ引き下げ。千葉県内でも一部地域で避難情報が発令されるなど、台風通過後も警戒が続いています。
  • 災害救助法:千葉県内24市町村に災害救助法が適用
  • 備考:被害状況は2026年9月24日17時現在の速報値。今後、被害調査の進展などにより更新される可能性があります。

2026年9月に発生した台風25号は、日本の東を北東へ進み、関東・伊豆諸島などに大雨や暴風をもたらしました。

台風の接近前から秋雨前線などの影響で雨が強まり、台風の接近に伴って伊豆諸島や関東南部を中心に非常に激しい雨となりました。

東京都大島町では、9月21日17時20分までの24時間降水量が686.5mmとなり、9月として観測史上1位を更新しています。

また、東京都江戸川区の江戸川臨海では24時間降水量282.5mmを観測し、観測史上1位を更新。千葉県市原市の牛久でも392.5mmを観測し、観測史上1位を更新しました。

短時間に大量の雨が降ったことで、河川の増水や道路冠水、住宅への浸水、土砂災害などにつながっています。

千葉県では大きな被害が発生

今回の台風25号では、千葉県内でも大雨による浸水や土砂災害など、大きな被害が発生しています。

9月24日17時現在、千葉県内では8人の死亡が確認されているほか、土砂崩れによる行方不明者の捜索も続いています。

また、住宅の浸水被害だけでなく、河川や沼周辺でも被害が発生しています。

成田市では、北印旛沼の堤防約100mが決壊したほか、角川でも堤防の一部が決壊し、周辺で大規模な浸水が発生しました。その後、長門川でも堤防の決壊が確認されており、国土交通省のTEC-FORCEが派遣されるなど、現在も堤防の緊急復旧に向けた対応が続いています。千葉県と国土交通省は、早期の堤防機能の回復を目指しています。

台風通過後も被害状況の調査や復旧作業が続いており、今後さらに被害の全容が明らかになる可能性があります。

千葉県内では、今回の台風25号による災害について、24市町村に災害救助法が適用されています。

また、2026年8月にも千葉県では記録的な大雨による浸水被害が発生しています。

前回の大雨による被害については、こちらの記事で詳しくまとめています。


確認されている主な被害状況

人的被害

消防庁の9月24日現在のまとめでは、台風25号による人的被害は、

  • 死者:12人
  • 行方不明者:3人
  • 負傷者:28人

となっています。

これらの被害については、9月24日現在も消防機関などによる捜索・救助活動が続いています。

住宅被害

9月22日12時30分現在、消防庁がまとめた全国の住家被害は468棟となっています。

内訳は以下の通りです。

被害区分棟数
全壊33棟
半壊29棟
一部損壊42棟
床上浸水469棟
床下浸水255棟
合計828棟
2026年9月24日現在

今回の被害では、特に床上浸水・床下浸水が多く、台風による大雨が住宅に大きな影響を与えたことが分かります。

ただし、これらは9月22日時点で自治体などから報告されている数字であり、今後の調査によって増減する可能性があります。


土砂災害

今回の台風25号では、大雨による土砂災害も発生しています。

千葉県や神奈川県では土砂崩れによって人的被害が発生しており、住宅などに土砂が流入したケースも確認されています。千葉県では、土砂災害だけでなく、河川や沼の増水による浸水被害も発生しています。

また、東京都大島町では9月21日12時40分にレベル5の土砂災害特別警報が発表され、その後23時にレベル4の土砂災害危険警報へ切り替えられました。

大量の雨が降った後は、雨が弱まったり止んだりした後でも土砂災害が発生することがあります。

住宅周辺で斜面の変化や土砂の流入などが確認された場合には、無理に近づかず、自治体などの情報を確認することが重要です。


河川・道路などの被害

大雨によって、千葉県や神奈川県などでは道路の冠水や通行止めが発生しました。

国土交通省でも、台風25号による道路被害や通行規制について情報を更新しています。

千葉県内では国道127号や国道16号などで通行止めが発生しました。その後、一部区間では通行止めが解除されるなど、復旧が進められています。

また、河川の増水や冠水による道路への影響も発生しており、台風通過後も復旧作業が続いています。


ライフライン・交通への影響

台風25号の影響により、停電や交通機関への影響も発生しました。

特に千葉県では、道路冠水や土砂災害などによって一部の道路で通行規制が行われています。

台風が離れた後も、停電や道路の安全確認、復旧作業などが続く場合があります。

交通やライフラインの状況は地域によって異なるため、移動や復旧作業を行う際には、自治体や各事業者が発表する最新情報を確認する必要があります。


千葉県では災害救助法を適用

千葉県では、台風25号による被害を受け、9月21日付で24市町村に災害救助法を適用しています。

対象となったのは、

銚子市、木更津市、野田市、成田市、旭市、勝浦市、流山市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、匝瑳市、香取市、いすみ市、栄町、神崎町、横芝光町、睦沢町、長生村、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町

です。

また、千葉県は人命救助のため自衛隊への災害派遣を要請しています。

今後、住宅被害の調査が進むことで、利用できる支援制度などが追加・変更される可能性があります。千葉県でも県営住宅の提供など、被災者への支援が進められています。


台風による住宅被害と保険

今回のような台風による住宅被害では、被害の原因によって関係する保険の補償が変わります。

大雨による浸水

大雨によって住宅が浸水した場合には、火災保険の「水災補償」が関係する場合があります。

ただし、浸水したからといって必ず保険金が支払われるわけではありません。

加入している火災保険の補償内容や、浸水の範囲・高さ、建物や家財の損害状況などによって判断されます。

また、床上浸水と床下浸水では、保険金の支払い条件が異なる場合があります。

強風による建物の損傷

台風による強風で、

  • 屋根
  • 外壁
  • 雨樋
  • シャッター
  • カーポート
  • 窓

などが損傷した場合には、火災保険の「風災」が関係することがあります。

こちらも、契約内容や損害の状況によって補償の有無が判断されます。

土砂災害の場合

大雨によって土砂が住宅へ流入した場合などは、被害の発生原因や契約内容によって保険の取り扱いが異なる場合があります。

「土砂が入ったから必ず水災」というように単純に判断するのではなく、どのような原因で被害が発生したのかを確認することが重要です。


被害を受けた住宅は、すぐに修理していい?

台風や大雨で住宅が被害を受けた場合、生活に支障がある部分については早急な対応が必要になることがあります。

一方で、保険の損害確認を行う前にすべて片付けたり、被害箇所を撤去したりすると、被害の状況が分かりにくくなることがあります。

可能であれば、修理や片付けの前に、

  • 建物全体の写真
  • 被害箇所の写真
  • 浸水した高さ
  • 浸水した範囲
  • 土砂が流入した場所
  • 屋根や外壁などの損傷
  • 家財の被害
  • 被害を受けた設備

などを写真で記録しておきましょう。

すぐに応急処置が必要な場合でも、可能な範囲で施工前の状態を記録しておくことが大切です。


台風による被害で確認しておきたいこと

今回のような大雨・台風による被害では、保険だけでなく公的な支援制度が関係する場合があります。

被害を受けた場合は、

  1. 被害状況を写真で記録する
  2. 加入している火災保険の補償内容を確認する
  3. 保険会社や代理店へ連絡する
  4. 自治体へ罹災証明書などについて確認する
  5. 利用できる公的支援制度を確認する
  6. 修理業者へ依頼する場合は、被害原因と修理内容を確認する

といった対応を行いましょう。

特に台風後には、「保険金が使えるから無料で修理できる」などと勧誘する業者とのトラブルにも注意が必要です。


今後の被害状況について

今回の台風25号はすでに日本の東へ進みましたが、被害状況については自治体などによる調査が続いています。

特に住宅被害については、今後の被害認定調査によって件数が増える可能性があります。

本記事では、今後も人的被害や住宅被害、復旧状況、支援制度などについて大きな変更があった場合に更新します。

※被害状況は2026年9月24日時点の公表情報をもとにしています。


まとめ

2026年9月の台風25号では、関東・伊豆諸島などで記録的な大雨となりました。

東京都大島町では24時間降水量686.5mmを観測し、9月として観測史上1位を更新しています。

特に千葉県や神奈川県では、浸水や土砂災害による住宅・人的被害が発生しています。

台風による住宅被害では、大雨による浸水、強風による建物の損傷、土砂の流入など、被害の原因によって関係する保険の補償が異なる場合があります。

住宅が被害を受けた場合は、修理や片付けを急ぐ前に、可能な範囲で被害状況を写真などに記録しておきましょう。

台風25号は通過しましたが、千葉県を中心に浸水や土砂災害などの被害が発生しており、現在も被害状況の確認や復旧作業が続いています。今後も被害状況や支援制度などの情報が更新される可能性があるため、この記事でも公表された情報を確認しながら更新していきます。


参考資料(2026年9月24日時点)

本記事では、以下の公的機関が公表している資料をもとに、被害状況や気象情報を整理しています。

被害状況や気象データは、各機関の発表・更新に伴って変更される場合があります。本記事では、確認時点で公表されている最新情報をもとに整理しています。

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