鑑定人が教える!災害時に本当に役立つ防災グッズ5選
災害はいつ起こるかわかりません。
現場で多くの被災住宅を見てきた鑑定人として感じるのは、
「本当に必要なものは、意外と見落とされている」ということです。
今回は、実際の現場で「持っていて助かった」「あのときあれば…」という声をもとに、
災害時に本当に役立つ防災グッズ5選を紹介します。
災害時に本当に使える防災グッズとは?
防災セットを買って安心していませんか?
現場で感じるのは「使えない防災グッズが多すぎる」ということです。
停電・断水・通信障害など、想定外の状況では、
“実際に動く”“すぐ使える”ものだけが役に立ちます。
鑑定人がすすめる防災グッズ5選
① モバイルバッテリー(大容量タイプ)
被災直後、最も多く聞く声が「スマホの充電が切れた」です。
情報の入手・家族との連絡手段を確保するためにも、電源確保は最優先です。
選び方のポイント
- 10,000mAh以上の大容量タイプ
- ソーラー充電・手回し発電機能付きが理想
- 充電ケーブルも複数タイプ(USB-C・Lightningなど)を用意
おすすめ商品(例)
- Anker PowerCore Solar 20000
- Jackery ポータブル電源 240
② 携帯トイレ・簡易トイレセット
断水が起こると、トイレはすぐに使えなくなります。
避難所でも「トイレ問題」が最も深刻です。
選び方のポイント
- 1人あたり3日分(9〜12回分)を目安に準備
- 消臭機能付き・凝固剤タイプがおすすめ
おすすめ商品(例)
- BOS 非常用トイレセット
- トイレマン 携帯トイレパック
(体験談)
避難所では、水が復旧するまでに3日以上かかることも。
女性や子ども、高齢者のためにも「トイレだけは必ず備えておくべき」です。
③ LEDランタン・懐中電灯
夜間の停電は想像以上に不安を感じます。
懐中電灯よりも広範囲を照らせるランタンが便利です。
選び方のポイント
- 電池式+USB充電式の両対応
- 吊り下げ・自立両用
- 明るさ調整機能付き
おすすめ商品(例)
- GENTOS Explorer LEDランタン
- LUMENA7(USB充電式)
④ 保存食・飲料水(ローリングストック)
非常食を「備えるだけ」で終わらせないことが大切です。
普段から使いながら補充する「ローリングストック方式」に切り替えましょう。
選び方のポイント
- 水:1人1日3L×3日分(最低9L)
- 食料:主食+おかず+甘味をバランスよく
- 5年保存できるものが便利
おすすめ商品(例)
- 尾西のアルファ米セット
- カゴメ 野菜一日これ一本 長期保存用
⑤ 防災ラジオ・ソーラー発電ラジオ
スマホが使えなくなったとき、唯一の情報源がラジオです。
最近は多機能タイプも多く、ライト・モバイルバッテリー・サイレン付きなどがあります。
選び方のポイント
- 手回し・ソーラー・USBの3WAY充電対応
- FM/AM両対応
- 防水タイプが望ましい
おすすめ商品(例)
- SONY ICF-B99
- 山善 多機能防災ラジオ YRP-300
意外と忘れがちな“生活系”防災アイテム
- 軍手・マスク・ガムテープ・ビニール袋
- カイロ・紙皿・割り箸・小銭(公衆電話用)
- 家族写真のコピー(身元確認用)
(体験談)
避難所で「充電とトイレ」に次いで困るのが「プライバシー」と「衛生面」です。
100円ショップで買えるものでも、日常的に防災袋へ少しずつ足しておくのがコツです。
まとめ|備えは“高価なセット”より“使えるアイテム”
被災地で感じるのは、高価な防災リュックよりも、身近なもののほうが役立つということ。
「使ったことのあるもの」「慣れている道具」を備えるのが一番です。
👉 まずは今日、スマホの充電器と水だけでも点検してみましょう。
それが、いざという時に家族を守る第一歩になります。


